= ち り ろ ぐ + =

やおら到来したモンクリブーム（アレクサンドル・デュマ作『モンテ・クリスト伯』）以来、岩波文庫に凝っています。

手始めに○○名詩選を片っ端から読んでみた。英・仏・独・米（読んだ順）。
それぞれの印象はこんな感じ。

• 英：数多い。短め。様式と格調にこだわりがち。
• 仏：長い。大袈裟。なんかうるさい。
• 独：説明くさい。
• 米：見たまんま。

名詩選シリーズは見開きに原文と訳の載っている親切設計です。でも原文あんまり見ない。
勢いに乗じて『バイロン詩集』（新潮文庫）と、名詩選の中でわかりやすかった『ワーズワス詩集』読んでみた。
面白かった。
けどNageeeeee。ワーズワスNageeeeeee。
やっぱ詩は見開き2ページまでだよネー。
14行で終わるソネット超すてき。

てことでシェイクスピア詩集を(σﾟдﾟ)σゲッツ。
the Dark Lady だよね！　昔習ったー。わーい。

フタを開けたら、内容の半分を占めるソネット集の2/3で金髪の美青年について語り倒していた。

なんという伏兵…。Dark Lady かすんでる。

しかもDark Ladyの詩は、どちらかというと理屈っぽくて技巧が勝ち気味なのに対し、
青年の方はストレートに「金髪君だいすき！！」がだだ漏れで、えらい微笑ましい情景です。
お前それでいいのか。いいのか。そうか。わかった。
なんかもう　ワロスｗ　としか言えぬ(ノ∀｀)

ブンガク的にはいろいろあるようですが、詩人の浮かれようが面白いからいいや〜ヽ(´ー｀)ノっていう気になりました。
すごいね文学。

というわけで面白いので皆も読め。
バイロン超おすすめ。